プロコフィエフの交響曲全集と同時に購入したのがシューベルトの交響曲全集。
HMVの輸入盤2セットで25%OFFに見事に踊らされてしまった(笑)
財布の中身は寂しくなったが、どちらも廉価盤なのでお得な買い物だと自分を納得させている。
少しシューベルト購入にいきさつを。
昨秋、プロコフィエフ以外のもう1枚又は1セット何にしようかと迷っていて、時間ばかり過ぎていた。
決め手になったのは、いくつかのブログでシューベルト/交響曲第5番が取り上げられていたこと。
この曲には、僕個人が理想化されている(されすぎているかもしれない)名演がある。
もう20年以上前になると思うが、FMで流れていたイシュトバン・ケルテス/ウィーン・フィルの演奏。
これが僕の心をとらえてしまった。
1楽章の第1主題のヴァイオリンの優美さと軽やかさ、これが忘れなれない。
ワルター、ベーム、コリン・デイヴィスと聞いたがどれもケルテス以上の満足を与えてくれなかった。
HMVでケルテス/ウィーン・フィルが演奏する第5番のCDを検索したが、1枚ものではなく交響曲全集があった。
シューベルトの交響曲は未開拓で、第5番、第8番「未完成」、第9番「グレート」ぐらいしかまともに聞いたことがない。金額がかさむが全集を買って、これを機に全曲しっかり聞こうと思ったわけだ。
前置きがながくなりましたね。しばしの間お付き合いを。
ということでぽちぽちと聞き始めたが、ふと「プロコフィエフは1番から順にブログに書いているから、シューベルトも同じようにしてみるか」と思い、今日から始めることにした。
聞き方は同じ。予備知識なく、流れてくる音だけに耳を傾け、個人的主観と偏見で持って感想を書く。この流儀で通します。
第1番全曲通しての感想は、メロディライン、音の響き、曲の作り方など、ハイドン、モーツァルト、ベートーベンの影響を感じさせる。
具体的にどこがどうとは言えないが、ここはハイドン風かな、これはモーツァルトっぽいな、この響きはベートーベンに近いなといった具合だ。
それでも何歳の時の作品だろう。かなり若い時のものだと思うがよく書けていると思う。
気軽に聞けると言っては作曲者に失礼だが、緊張してかしこまって聞くのではない、気楽に楽しめるのは魅力である。
聞いたCDは
イシュトバン・ケルテス/ウィーン・フィル
コリン・デイヴィス/ドレスデン・シュターツカペレ
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2 件のコメント:
シューベルトの音楽、優雅で好きです。
モーツァルト+ベートーヴェンといったところでしょうか・・。
私はハイドンは(今のところ)全く聴いておらず「ハイドン風」というのはわかりませんのでこれから少しずつ勉強したいと思います。
ニョッキさん、こんにちは。
シューベルトは僕にとって未開拓の作曲家で、まずは交響曲を制覇しようと思い、しっかり聞いています。
ただ、モーツァルトに似ている、ハイドンっぽいというのは、あくまで感覚的なことなので、ああそのように感じているのかと聞き流してもらったらいいです。
今、交響曲第2番を聞いています。いい曲ですね。
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