2008年8月27日水曜日

コーカサス(4)

しょうこりもなく同じ地図を貼り付けます。航空写真は(3)の方を見てください。
廣瀬陽子「コーカサス 国際関係の十字架」より
P10~11から適宜引用します。

コーカサス地域とは、コーカサス山脈周辺の旧ソ連地域をさしている。同地域は山脈をはさんで南北に分けられる。
南コーカサスに該当するのが、グルジア共和国、アルメニア共和国、アゼルバイジャン共和国。
北コーカサスに該当するのが、ロシア連邦南部の諸共和国で、チェチェン共和国、北オセチア・アラニア共和国などである。

地理的には、中東、ヨーロッパ、アジアの3つの地域の中間に位置し、まさに「文明の十字架」と呼ぶことができる。そしてヨーロッパ世界とアジアの分岐点、キリスト教文明とイスラム教文明の交差点でもある。さらに非常に多様な民族・言語・宗教が混在している。

複雑な歴史や他民族の混住状況その他多くの要因から、非常に紛争の多い地域となっている。「チェチェン紛争」や今回の「南オセチア」をめぐる紛争以外にも実に多くの紛争がある。


ところで、グルジアの西北国境を越えるとソチがあります。(地図で確認してください) ソチ2014年冬季オリンピックの開催地です。
5~6年後の国際情勢は予測がつきませんが、開催そのものができるのだろうか?開催しても厳戒体制下のオリンピックになるのだろうか?なんて思ったりします。

ちょっと重苦しい話題ですね。音楽の話に変えます。
コーカサス出身の有名音楽家には、ハチャトリアンとロストロポーヴィッチがいます。
アルメニアといえば、吹奏楽の名曲「アルメニアン・ダンス」があります。
このあたりのことをいくつか書こうと思っています。ぼちぼちと準備にかかっています。




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