それはジャン=フランソワ・パイヤールが指揮したモーツァルトで感じること。
今日聞いたのは、
モーツァルト/交響曲第35番ニ長調「ハフナー」
指揮:パイヤール 演奏:イギリス室内管
僕はパイヤールが手兵のパイヤール室内管を使って録音した、セレナードやディヴェルティメントの演奏が大好きだ。それが交響曲ではイギリス室内管を使っているが、理由はわからない。
第1楽章
セレナードやディヴェルティメントとは違って、真っ向から交響曲に立ち向かったと感じさせるようなアプローチだ。ここにある堂々たる響きを出すには、手兵よりもイギリス室内管のほうがいいかもしれないと思う。
第2楽章
軽やかさと上質感。そしてなんともいえぬ穏やかさ。もう幸せな気分になる。
第3楽章
メヌエットの品のよさとトリオの響きのやわらかさ、すべてが心地よい。
第4楽章
「軽み」はパイヤールの特徴の一つだと思う。それがよく生かされた演奏だと思う。
全体として響きがまろやかで、鋭角的なところがない。 中音域がよく聞こえていて、そこがやわらかい響きを作っている。パイヤールの作り出す響きの特徴かなと漠然と思っている。
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